HOME > 特集 > 正しい子どもの靴の選び方

軟骨と脂肪で形成された、デリケートな子どもの足。
毎日履く靴選びが大切なことはわかっていても、ついつい大きめの靴を選んだり、価格やデザインを優先してはいませんか。
最近は合わない靴を履いていることで、外反母趾や偏平足、浮き趾などといった足のトラブルを持つ子どもが増えてきているとも言われています。では、合わない靴を履いているとどうなるの? 正しい靴の選び方は? 子どもの靴にまつわるアレコレを教えます。

サイズの合わない靴をはいていると・・・

赤ちゃんの足イメージ
大きい靴をはいたイメージ

外部からの圧力で足が変形しやすい

26個の骨から成り立っている人の足。
子どもの場合、その大部分が軟骨で形成されており、骨と骨の間には隙間があって、それを守るために厚い脂肪がついています。
そのため子どもの足は外部からの圧力によって変形しやすく、キツさや痛みにも鈍感です。成長とともにカルシウムが蓄積することで軟骨は硬い骨へと変化し、かかとや土踏まず、靭帯も発達して徐々に大人の足に近づきますが、それまでの過程は正常な骨格に成長するための重要な準備期間。特に7歳頃までは骨の形成にとても大切な時期で、しっかりと大人が骨に対してきちんと方向付けをしてあげなければなりません。

大きめの靴は外反母趾や扁平足の危険性も

幼少期にキツい靴を履いていると、痛みは伴わないものの靴の中で足の指が丸まり、骨の成長を大きく阻害してしまいます。
また、12歳頃までは毎日成長し、1年に1cmほど大きくなりますが、すぐに成長するからと大きめの靴を履かせていると、足の指をふんばって地面をけって歩くことができず扁平足になったり、足の指に余計な力が入るために指が曲がって外反母趾になる危険性も出て来ます。
結果的に長く歩けなかったりすぐに疲れてしまい、足の変形から全身の骨格や筋肉のバランスも歪め、姿勢や運動能力、健康状態にも悪影響を及ぼします。
また、靭帯などの足の機能が完成するのは18歳頃まで。骨の成長と靭帯の発達、どちらが不完全でも正しい歩行はできません。しっかりと見守り、正しい成長を促していきましょう。

脳に大きな影響があり、運動が苦手になる

さらに、足は脳の働きとも密接な関係があります。二足歩行をするようになった人間が、進化の過程に合わせて脳も発達したように、子どもは歩いたり走ったりする刺激で脳の発育が促進されます。特に3~10歳までは脳に大きな影響を与えるとされています。
つまり合わない靴を履いていると、運動が苦手になって外で元気に遊べなくなるだけでなく、全身に大きなダメージを及ぼしてしまいます。

正しい靴選び、教えます

Foot Navi

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まずは子どもの足のサイズを知ることが重要。
シューフィッターがいる店舗では、じっとしているのが苦手な子どもでも、数を数えたり歌を歌っている間に正確なサイズを測定できます。
また、サイズ測定器を備えている店舗では、足圧や傾きなどを測ることも可能です。

メーカーによっては同じサイズ表示でも多少の違いが見られるので、試着も重要なポイント。
中敷きをとりはずせるタイプの靴であれば、靴から取り外して直接足を乗せてみるのが良いでしょう。

     
肩幅くらいに足を広げた状態で立ち、かかとを合わせて、一番長い指までを測定します。両足のサイズを測ります。   親指の付け根から小指の付け根部分までの周りを計測します。飽きっぽい子どもでも、数を数えたり歌ったりしながらだと楽しく測定できます。   JIS規格表からベストサイズを確定し、靴を選んだら、中敷きを外して合わせてみます。   中敷きのかかとラインを基準に合わせ、1cmほどのゆとりがあることを確認して、実際に靴を履いてみます。

ジャストサイズのチェックポイント実際に靴を履いてみたら、こんなところをチェックしてみましょう。

point01 かかと   point02 甲
まずは座って靴を履き、かかとを床に軽く打ち付けて、しっかりと合わせましょう。それから、靴のかかと部分の先端が食い込んでいないか、かかとを持ち上げると靴と足が離れてしまわないかを確認します。   マジックテープの締め具がある場合は、甲にぴったり押さえつけるように留めて、足が前にずれないか、甲を締め付けすぎていないか、指の付け根を圧迫していないか、余裕がありすぎないかを確かめます。
point03 つま先   point04 歩き方
つま先は、かかとをしっかりと合わせた状態で、3歳までなら5~7mm、3歳以上なら1cmのゆとりを取りましょう。靴の上からつま先部分を押して、親指、第2指、小指の位置を探して、どの指の前にも余裕があって、指が自由に動かせることが大切。また空き寸を取りすぎると転倒にもつながるので要注意です。   両足を履かせて、歩いたりジャンプをさせてみます。かかとが浮いていないか、ぐらついていないか、歩き方が不自然ではないかを確認しましょう。

理想的な子ども靴

ひと言で「子どもの靴」といっても、その種類は大人同様にさまざま。では、どんな靴が子どもの足に向いているのでしょう。
  • 甲
    マジックテープなどの調整器具がついているもの。ひも靴でも良いですが、マジックテープの方が、履かせる時も、子どもがひとりで履く時もスムーズです。また、履き口が大きく開く靴の方が脱ぎ履きもしやすくなります。マジックテープは、1本よりは2本の方が足にフィットします。
  • 素材
    しなやかで吸湿性のあるもの。子どもの足は汗をかきやすいので、水分をよく吸収し、早く乾燥するメッシュ素材が良いでしょう。そして洗いやすい素材がベストです。
  • つま先
    子どもの足の形通り、先が丸いもの。先が細すぎたり、丸すぎる、太すぎるといったデザインはNGです。よちよち歩きの赤ちゃんの場合は、歩く時に足の蹴りだしがスムーズに行えるように、つま先は少し反り返ったものがつまずきにくくて良いでしょう。
  • 底
    指の曲がる位置で靴底が曲がるもの。大人が指1本で押して曲がるやわらかさですと、子どもの足の力でも無理なく曲げられます。厚底のものや、固すぎるもの、靴底のどこの部分でも曲がるやわらかすぎるものはNG。
  • かかと
    かかとからくるぶしの周りまでをしっかりと包み込んでいるもの。かかとを踏んで歩かないように、押してもつぶれない固さのものを選びましょう。かかと部分がやわらかすぎるものは、すぐにつぶれてしまいます。

もっと知りたい、子ども靴Q&A

靴の買い替え時期は?
子どもの足の成長は早いので、3歳までは3ヶ月ごと、それ以降は半年に1度にサイズをチェックしましょう。
できれば、シューフィッターやアドバイザーに見てもらい、その都度、サイズをしっかり測定するのがおすすめです。

靴の買い替え時期グラフ
靴の買い替え時期グラフ
ファーストシューズはどうやって選べば良いの?
ファーストシューズとは、歩き始めたばかりの赤ちゃんのための練習用の靴。靴としての機能はないので、外履きには適しておらず、靴下の延長のような感覚で履くものとして捉えられています。
そこで軽くてやわらかい素材で、靴底が薄いものがベスト。指をしめつけないつま先、足首を支える形状も大切です。
お下がりの靴でも大丈夫?
たとえサイズが合っていても、靴底がすり減っていたり、以前に履いていた人の歩き方の癖で変形しているので、お下がりはおすすめできません。
やはり、なんといっても子どもにとって一番のシューフィッターは、お父さん、お母さん。
    シューマートでは、お買い物をしていただかなくても、無料でサイズを測定しています。お気軽にご来店ください。 シューフィッターのいるお店
【長野エリア】 長野稲里店 / 長野東和田店 / 更埴店 / 佐久平店 / 上田国分店 / 松本村井店 / 松本つかま店 / アミーホタカ店 / 飯田インター店  / 伊那店 / 諏訪赤沼店 【群馬エリア】 伊勢崎宮子店 / 前橋吉岡店 / 高崎飯塚店 / 渋川店 【栃木・茨城エリア】 宇都宮インターパーク店 / 足利店 / 宇都宮ベルモール店 / つくば研究学園店 【新潟エリア】 三条須頃店 / 長岡マーケットモール店 / 新潟南店 / 上越ウィング店   【山梨エリア】 甲府昭和店 / 甲府向町店 / 甲府富士見店

2017年4月末時点