せっかく気に入って買ったブーツも、サイズが合わなければ足の痛みや疲労の原因になります。足に負担をかけず、長時間快適にお出かけを楽しむためには、「つま先」「かかと」のサイズ感とフィット感を正確にチェックすることが重要です。
- つま先には1.0〜1.5cmの「捨て寸」が必要で、ないと長時間歩行で指先が痛む
- かかとが浮く(パカパカする)ブーツは靴ずれと疲労の主な原因になる
- 試着は「ブーツ用の靴下を履いて・両足で・歩いて」が鉄則
- 幅広・甲高の方はサイズを上げるより「ワイズ(幅)表記」のある靴を選ぶことが先決
チェック1:つま先|捨て寸1.0〜1.5cmがブーツ快適履きの条件
足に優しいブーツを選ぶ上で、「捨て寸(すてすん)」は非常に重要なポイントです。捨て寸とは、つま先と靴の内側の間に設ける空間のことで、欠かせない設計上の余裕です。
歩くとき、足は靴の中でわずかに前後に動きます。捨て寸がないと、歩くたびに指先が靴の内側に当たり、長時間では痛みやタコ・外反母趾の悪化につながります。
確認方法
- つま先部分に指を1本差し込んで、1.0〜1.5cm程度の隙間があるかを確認する
- ブーツを履いたまま足の指を軽く曲げ伸ばしできるかを確認する
- 指の付け根の幅(ワイズ)が合っているかを確認する
「少しきついが伸びる」という判断でブーツを購入すると、革製品以外では伸びにくく、痛みが続くケースが多くあります。
チェック2:かかと|浮きとゆるみが靴ずれや疲労へ
かかとのホールド感が不十分なブーツは、靴ずれと脚の疲れを両方引き起こします。かかとが浮く状態(いわゆる「パカパカ」する状態)では、歩くたびにかかと周辺の皮膚が擦れ、靴ずれが起きやすくなります。また、かかとが安定しないと足全体が余分な筋力を使うため、通常より早く疲れる傾向があります。
確認方法
- 店内を実際に歩き、かかとが浮き上がらないかを確認する
- かかと周りが包み込まれる感覚(強すぎず・緩すぎない状態)があるかを確認する
チェック3:試着|同じ靴下・両足・歩行確認がそろって初めて正しい試着
自分に合ったブーツを見つけるためには試着が鉄則です。試着は「実際と同じ条件で行う」ことで初めて正確なフィット感を確かめられます。
靴下の厚みはフィット感に直結します。薄手の靴下で試着したブーツを、実際に厚手のタイツで履くと0.5cm前後のサイズ感のズレが生じることがあります。また、左右の足はサイズ・形状が異なる場合が多く、大きい方の足に合わせて選ぶことが基本です。
試着時のチェックリスト
- ブーツを履く予定の靴下・タイツを履いているか
- 両足に履いているか
- 店内を実際に数歩歩いたか
- かかとの浮きがないか
- つま先に1.0〜1.5cmの余裕があるか
ブーツ選びのよくある質問
Q. ブーツのサイズは普段の靴と同じでいいですか?
A. 普段履くスニーカーより0.5〜1.0cm程度大きめを選ぶことをおすすめします。スニーカーはつま先が上がる構造のため捨て寸が確保されていますが、ブーツはつま先が平らなデザインが多く、同じサイズでは窮屈に感じることが多いです。
Q. 幅広の足なのに幅広対応ブーツがなかなか見つかりません。どうすればいいですか?
A. ワイズ(幅)表記がE〜EEEで記載されている靴を優先してお探しください。サイズを上げて幅を確保しようとすると、つま先が余りすぎて歩行が不安定になります。幅広対応の表記がある靴から選ぶことが先決です。
Q. かかとがパカパカするのにサイズは合っているように感じます。なぜですか?
A. かかとの形状(かかとの丸みや幅)が靴と合っていない可能性があります。靴のサイズが合っていても、かかと周りの形状が合わないと浮きが生じます。インソールで高さを調整するか、かかと専用の補助パッドで対応できる場合があります。
冬のお出かけを快適にするために
これらのポイントをしっかり押さえれば、今年の冬は足元から快適で暖かく、お出かけを楽しむことができます。ぜひ、お気に入りの一足を見つけてください。