本来、人間は「接地→推進→蹴り出し」の3フェーズを繰り返しながら、「柔らかい足」になったり「硬い足」になったりする仕組みをうまく切り替えることで、適切に歩いたり走ったりが出来るようになっています。しかし現代人の多くは、硬い足に切り替われない足になっているとも言われています。
- 過剰回内は「踵が内側に倒れすぎる」状態で、現代人に多く見られます
- 足の疲れやすさ・外反母趾・足底筋膜炎の原因になることがあります
- 足だけでなく、膝や腰など全身の姿勢にも影響が出る場合があります
- 正しいサイズの靴と、足に合ったインソールで改善が期待できます
過剰回内(オーバープロネーション)とは
この硬い足が作れない足のことを、過剰回内(オーバープロネーション)と言います。歩いたり走ったりするときに踵が内側に必要以上に傾く状態のことです。過剰回内になった足は、適切なタイミングで「柔らかい足」から「硬い足」への切り替えができません。
回内と過剰回内の違い
| 正常な回内 | 過剰回内 | |
|---|---|---|
| 踵の倒れ | 適度に内側へ傾く | 内側へ傾きすぎる |
| 足の切り替え | 柔らか→硬いに移行できる | 硬い状態に切り替われない |
| 体重移動 | スムーズ | バランスが崩れやすい |
| 影響 | ほぼなし | 足・膝・腰への負担が増える |
過剰回内が引き起こす症状
過剰回内は、足だけでなく全身に影響を与えることがあります。
歩くときに、足は踵からつま先に向けてスムーズに体重移動をします。しかし過剰回内になると、地面に接地して一番初めに体重を受け止める踵が内側に過剰に倒れ込みすぎてしまうため、その影響から硬い足に切り替わることができなくなり、足の疲労感、外反母趾や足底筋膜炎など様々な足の痛みの原因も引き起こします。
足への影響
- 足の疲れやすさ・だるさ
- 外反母趾(親指が人差し指側に曲がってくる)
- 足底筋膜炎(足の裏・踵の痛み)
- タコ・魚の目
足以外への影響
- 膝の内側の痛み(過剰回内により膝が内側にねじれやすくなるため)
- 腰痛・骨盤の歪み
一つひとつの症状は軽く見えても、原因が足にある場合は靴やインソールで改善できることがあります。
過剰回内(オーバープロネーション)についてのよくある質問
Q. 過剰回内かどうか、自分でわかりますか?
A. 靴底の確認が有効です。靴底の内側(土踏まず側)だけが外側よりも大きくすり減っている場合、過剰回内の可能性があります。また、まっすぐ立ったとき、後ろから踵を見て内側に傾いていないかをチェックする方法もあります。
Q. 子どもにも過剰回内はありますか?
A. あります。子どもの足は発達途中のため、一時的に扁平足気味になることがありますが、成長とともに改善するケースも多いです。気になる場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
Q. 過剰回内には、どんな靴が向いていますか?
A. 土踏まずをサポートする設計のシューズや、かかと部分がしっかりとホールドされる靴が向いています。ただし、靴の種類よりも「正しいサイズで履く」ことが最優先です。まずは足の計測を行い、自分のサイズを正確に把握することから始めましょう。
自分の足を理解して新しい一歩を
過剰回内は足のバランスを崩すため、足だけでなく、全身の姿勢にも影響を与えることがあります。 しかし、正しいサイズの靴を履いたり、相性の良いインソールを使うことで、改善することが期待できます。自分の足をよく観察して、これからもスポーツやお出かけを楽しむために、そして健康のためにも自分の足を大事にしてくださいね。
引用元:足ナビ様HPより https://ashinavi.com
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