最近多い子どもの足トラブル~過剰回内とは?~

こんなお子さん見ませんか?

登校しているお子さんたちと朝すれ違った時に、明らかに靴の内側がすり減って、歩き方に負担があるお子さんを見かけます。

上の写真から、本来、真っ直ぐではなければいけない線が大きく内側に曲がっているのがわかると思います。ここからいろんな足にまつわる病気が発生したり、正常な足の成長に問題を生じたりしてしまいます。

このようになるには
「原因」があります

現代人を悩ます足のトラブル!
過剰回内とは?

イラストのように内側に足が落ちてしまう現象を「過剰回内」と言います。

この「過剰回内」から様々な足のトラブルが発生する可能性があります。

足の骨の構造

この「過剰回内」が起こるのは元々の足の骨に構造に理由があります。
骨の写真は左足を後ろから撮った写真ですが、かかとの骨(踵骨)が真ん中ではなく、外側についているのがわかります。

これは人間の進化の過程で、直立二足歩行をするのに適した構造になったのだと思いますが、足部の筋肉が正常に発達して脚を真っ直ぐな状態に保つことができていれば問題はありませんが、筋力が十分ではなく、自分の体重を支えきれないと、必然的に内側に足が落ち込んでしまいます。

足にまつわる病気や症状

毎年、シューマート では多くの小学校に足型の計測に入りますが、このような「過剰回内」の子が年々増えており、20%ぐらいの子が足の何らかのトラブルを抱えています。

「腰が痛い」、「ひざが痛い」という子の中にも、この「過剰回内」になっている子が多いと感じます。

外反母趾

巻き爪

開帳足

元々あるアーチが崩れ、広がってしまう症状

ゆうれい指

指が地面につかない症状で歩く時に指を使っていない⇒巻き爪の原因にもなる

解決方法

この「過剰回内」にならないようにするためには

  • 1. 足のサイズ、足の形状に合った靴を選ぶ
  • 2. かかとをしっかり支え、かかと守ることができるかかと部分が固い靴を選ぶ
  • 3. マジックや、ひもをしっかり締めて靴をきちんと座って履く

この3つの点を行うことで多くの場合は改善します。

それでも改善が難しい場合は

かかとと足を整えるインソールで矯正することができます

シューマートには足と靴の専門家「シューフィッター」が在籍しています。お子さんの足が「おかしいかな?」と感じたら、相談してみてください。

よみもの シューフィッターのお仕事

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