最近多い子どもの足トラブル~過剰回内とは?~

楽しい運動会が近づいてきましたね!
お子さまが全力で運動会を楽しめるように、事前に足のチェックをしませんか?

もしかして、こんな足のサインはありませんか?
・歩き方に気になるところがある
・靴の減り方が左右で極端に違う
・「足が疲れやすい」と言う


これらのサインは、「過剰回内(かじょうかいない)」という状態かもしれません。もし、気になる症状がある場合は、早めに当店シューフィッターにご相談ください。
事前のチェックで、お子さまが笑顔で運動会を迎えられますように!

「うちの子の靴底、なんだか内側ばかり減っている気がする…」
「靴が、履き口のあたりから傾いてきているような…」
そう感じたことはありませんか? 実は、お子様の靴をよく見てみると、ソール(靴底)の内側がかなりすり減っていたり、靴全体が傾いてしまっているケースは、決して珍しくありません。

写真のお子様のように靴が極端に傾いてしまっている場合は、足に何らかのトラブルが隠れている可能性があるサインです。

上の写真のように、かかとが内側に傾いているのがお分かりいただけるでしょうか?これは「過剰回内」と呼ばれる状態かもしれません。
過剰回内とは、歩いたり走ったりする際に、足首が内側に倒れすぎる状態のことです。地面に着地の際の衝撃を吸収するために足首はわずかに内側に倒れますが、その角度が大きすぎると、様々な足のトラブルを引き起こす可能性があります。

過剰回内の原因の中でも、特に重要な要素として筋力不足と合わない靴が考えられます。

運動をする時間が少ない

体を動かす機会が少ないと、足の裏のアーチ(土踏まず)を支える筋肉が十分に育たず、足首が内側に倒れやすくなります。

合わない靴を履いている

大きすぎる靴や、クッション性・サポート性の低い靴は、足が靴の中で不安定になり、足の正常な発達を妨げてしまうことがあります。

過剰回内は様々な足のトラブルや、体への負担につながることがあります。

疲れやすい

足首が内側に倒れ込むため、本来スムーズに行われるはずの足の動きが歪んでしまいます。これは、歩く時に影響を与え、疲れやすさにつながります。

姿勢が悪い

足元の不安定さは、全身のバランスに影響を与え、姿勢の悪化につながることがあります。

外反母趾

足の親指側に体重が集中しやすくなるため、外反母趾の進行や発症のリスクを高めます。

うちの子「過剰回内(かじょうかいない)」かも?
でも大丈夫!適切な靴選びとインソールで、足の悩みを改善できる可能性があります。

改善の第一歩!適切な靴を選びましょう

①かかと部分がしっかりしていて、左右のブレを抑える安定性ある靴がおすすめです。

②足のサイズと形に合った靴を選びましょう。

③靴底指の付け根部分が柔軟に曲がるものを選びましょう。

さらに効果アップ!
インソールを活用しましょう

インソールは、靴の機能を高め、足の負担を軽減する強い味方です。
高機能インソールを使用することで、土踏まずを支え、足の骨格を正しい位置に近づけます。

お子さんの足の健康は、成長期の体全体の発育にも大きく関わってきます。日頃からお子さんの足の状態に気を配り、適切なケアをしてあげることが大切ですね。


シューマートには足と靴の専門家「シューフィッター」が在籍しています。お子さんの足が「おかしいかな?」と感じたら、相談してみてください。

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