足裏のトラブル 「開帳足」について知ろう

「昔履いていた靴がキツくなった」「外反母趾がある」「足指が開いているようだ」 そんなことを気にしたことありませんか? 足サイズは体重の増減などで大きくなることはありますが、その他にも足が横に広がってしまう開帳足(かいちょうそく)の可能性があります。


開帳足とは体重がかかるとつまさき全体が異常に広がってしまう足のことです。 足のアーチというと、土踏まず=縦のアーチをイメージすることが多いですが、実は親ゆびから小ゆびのつけ根にかけて、横にもアーチが形成されています。 この横アーチが崩れ、親ゆびと小ゆびよりも、 相対的に人差しゆびと中ゆびの付け根の骨に体重がかかり、床に押し付けられてしまうということで痛みを感じます。


開帳足の原因とは
・合わない靴を履いている
・運動不足や加齢による筋力の低下 などがあります。
ヒールが高すぎる靴、柔らかい靴、大きすぎる靴など、足に負担のかかる靴は開張足を悪化させる原因となる傾向があります。 また、根本の原因は、外反母趾と同様にかかと周りの骨格が崩れてしまっているために、足がオーバープロネーション(過剰回内)の状態になっている可能性が考えられます。


開帳足の改善方法としては、直接的に、土踏まずからアーチを形成すればいいのではないか?と考えられますが、歩行周期における足の形は歩行の流れで常に変化します。その意味において、適切に足が動くように開帳足、根本原因であるオーバープロネーション(過剰回内)の足に対してサポートを行うためには、「足の形を作る」のではなく、「動きを作る」という考え方が必要なのです。歩く、走るは動きであり、形ではないことを考えると、これは当たり前と言えば当たり前の事実なのです。
※オーバープロネーションとは、かかと周りの骨格の崩れに加え、足関節や距骨下関節の機能低下が複合的に関係します。
足の「正しい動き」をサポートするには、足のアライメントを整え、動きを導く設計がされた高機能インソールが非常に効果的です。 歩行時の負担を軽減し、アーチの崩れを根本からケアするインソールを活用することで、日常生活の中で無理なく改善を目指します。
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足に合った靴を履く
開張足は急に発症するものではなく、徐々に症状が進行するものです。自覚症状があまりなく、自分の足のトラブルに気付きにくいという特徴があります。 普段の歩き方に気を付けると同時に、日常的に履いている靴を見直す必要があります。 自分の足をしっかり観察し、いつまでも健康な足で快適に歩けるように、まずは自分の足のことを知りましょう!